法務・ビジネス英語

英語の会議が怖い|聞き取れないと何も言えない。準備で埋まる部分と、練習でしか埋まらない部分

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執筆ベン弁護士・英検1級・UK育ち

本記事には広告を含みます。料金は公式サイトで2026年10月20日に確認したものです。運営者が実際に受講したものではありません。内容は変更されることがあるため、申込前に必ず公式サイトでご確認ください。

英語の会議が怖いのは、英語が話せないからではないと思います。一番怖いのは、相手の発言が聞き取れず、自分が何を言えばいいのかわからなくなる瞬間です。

私は弁護士として、英語で会議をする場面があります。イギリスで5年間過ごし、英検1級も持っています。それでも、発言を求められたのに直前の話が聞き取れていなかったときは、焦ります。

この記事では、その怖さを「準備で埋まる部分」と「練習でしか埋まらない部分」に分けて、それぞれ何をすればいいかを書きます。

「話せる」と言えない人が8割いる

英語の会議が怖いと感じるのは、珍しいことではありません。 IIBC(国際ビジネスコミュニケーション協会)の調査では、日常会話以上ができると答えた人が71.3%いる一方で、自信を持って「英語を話せる」と言える人は19.7%にとどまったとされています。話せないと感じる理由には、「間違えることが不安」も挙がっています。

IIBCは2026年10月19日に、英語で話すことへの心理的なハードルを下げるプロジェクト「英語で話す一歩を、もっと軽やかに。」を始めています。英語で話す怖さは、個人の性格の問題ではなく、多くの人に共通する課題として扱われ始めているということです。

この調査の数字そのものは、「英語を話せます」と言えないのはなぜかで詳しく取り上げています。

怖さの正体は「聞き取れない」こと

会議で何も言えなくなる原因の多くは、話す力ではなく聞き取りにあります。 発言の順番が回ってきても、直前の議論が聞き取れていなければ、何に対して何を言えばいいのかがわかりません。言いたいことが英語にできないのではなく、そもそも言うべきことが決まらない状態です。

ここが、英会話の練習だけでは解決しにくい理由です。自分のペースで話す練習をいくら重ねても、相手の話を聞き取って、その場で返す練習にはなっていないからです。

会議で話せない理由を「型」の面から整理した記事もあります。あわせて読むと、何が足りないのかが見えやすくなります。TOEIC900でも英語の会議で話せない理由

準備で埋まる部分:台本と単語

会議の前に準備できることは、思っている以上にあります。 私が実際にしているのは、次の2つです。

1. 台本を作っておく

自分が話す可能性がある部分は、事前に英語で台本を書いておきます。報告事項、自分の意見、相手に確認したいことです。

台本があると、少なくとも「自分が言いたいこと」で詰まることはなくなります。頭の容量を、相手の話を聞き取ることに回せるようになります。

あわせて、聞き取れなかったときに使う一言も用意しておくと安心です。

  • Sorry, could you say that again?(もう一度言ってもらえますか)
  • Just to make sure I understand, you mean …?(確認させてください。〜ということですか)
  • Could you give me a moment to think about that?(少し考える時間をもらえますか)

聞き取れなかったときに聞き返すのは、恥ずかしいことではありません。 黙って話を流すより、確認したほうが会議の質は上がります。

2. 使いそうな単語を調べておく

議題に出てきそうな専門用語や固有名詞は、事前に英語で調べておきます。知らない単語は、聞いても聞き取れません。逆に、事前に一度見ておいた単語は、会議中に耳に入ってきたときに拾えるようになります。

聞き取りの問題の一部は、実は語彙の問題です。ここは準備で確実に埋められます。

練習でしか埋まらない部分:テンポと想定外の質問

台本と単語の準備では、会話のテンポと想定外の質問には対応できません。 会議では、相手は数秒しか待ってくれず、準備していない質問も飛んできます。準備した英語は、準備した範囲でしか使えません。

この部分を埋めるには、怖さが減るまで、人と英語で話す回数を重ねるしかないと思います。

これは私の感覚だけではありません。英会話教室のイーオンが2026年10月20日に公表した調査では、AIやアプリで英語を学んでいる人の88.9%が「実際の会話で役立つ」と感じている一方で、89.1%が「人を相手にすると言葉に詰まって黙ってしまうことが多い」と答えたとされています。人と英語で話す実践に力を入れてきた人のうち、外国人とスムーズに話せると感じる人は32.0%で、力を入れていない人(8.6%)を大きく上回ったという結果も出ています。

一人で準備した英語は、人を前にすると出てこなくなる。その差を埋めるのは、実際に人と話した回数です。私自身、怖さが減ったきっかけを振り返ると、どれか一つではありませんでした。

  • 回数をこなしたこと:同じ状況を何度も経験すると、焦り方が小さくなる
  • 使える型ができたこと:聞き返す、確認する、考える時間をもらう、の決まった言い方が口から出るようになる
  • 多少間違えても伝われば大丈夫だと思えるようになったこと:完璧な英語を目指すのをやめると、発言のハードルが下がる

3つ目は、2つ目と1つ目があってはじめて身につく感覚です。型があって、回数を重ねて、実際に伝わった経験が積み重なると、自然にそう思えるようになります。

子どものころイギリスで英語を身につけたときも、効いたのは人と話したことでした。その場で返さなければいけない会話を、毎日繰り返していたからです。この話は英語は「浸かった量」で決まるで書いています。

人と話す回数を確保する方法

会議の怖さを減らすための練習は、オンライン英会話で回数を確保するのが現実的です。 会議の前に台本を声に出して試し、聞き返す型を実際に使ってみる場として使えます。

毎日、短い時間で回数を積みたい場合

DMM英会話は、公式サイトによれば、スタンダードプランで毎日1レッスン(25分)が月額6,980円(税込)、月8レッスンが月額4,880円(税込)とされています。7日間の無料体験があり、初月の料金を割り引く「初月特典」も案内されています(2026年11月2日に公式サイトで確認)。ただし、同じプランで1度自動更新することが条件で、2ヶ月目の決済前に休会すると、割引前の料金との差額が請求されるとされています。

講師が多く、時間を選ばずに予約できるので、会議の前日に台本を読み上げて聞いてもらう、といった使い方がしやすいサービスです。

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回数を気にせず、何度でも練習したい場合

ネイティブキャンプは、公式サイトによれば、プレミアムプランが月額7,480円(税込)で、予約なしで受けられる「今すぐレッスン」が回数無制限とされています。7日間の無料体験があり、終了後は自動的にプレミアムプランへ移行する仕組みです。続けない場合は、無料期間が終わる日までに退会の手続きをすれば料金はかからないとされています。

想定外の質問に返す練習を何度も繰り返したい人には、回数を気にしなくていい仕組みが合っています。

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会議の英語に絞って練習したい場合

一般的な英会話ではなく、ビジネスの場面に絞りたいなら、ビジネス英語に特化したサービスを選ぶ手もあります。会議やプレゼンを想定したレッスンと、学習の管理を組み合わせた仕組みと料金は、Bizmates Coachingの料金と仕組みで整理しています。

AIでの練習と人との練習をどう使い分けるかは、AIで英会話は代わりになるかで書いています。台本作りや単語の下調べはAIで十分です。テンポと想定外の質問は、人との練習でしか鍛えられません。

まとめ

  • 英語の会議が怖い一番の原因は、話す力より「聞き取れず、何を言えばいいかわからない」ことです
  • 台本と、聞き返す・確認するための一言を用意しておくと、頭の容量を聞き取りに回せます
  • 議題に出そうな単語は事前に調べておきます。知らない単語は聞き取れません
  • テンポと想定外の質問は、準備では埋まりません。人と話す回数を重ねるしかありません
  • 怖さが減るのは、回数・型・「伝われば大丈夫」という感覚の3つがそろったときです

準備で埋まる部分は準備で埋めて、残りは練習の回数で埋める。会議の怖さは、この2段構えで小さくできます。