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プログリットの料金と返金保証|総額と解約条件を弁護士が読み解く

公開
執筆ベン弁護士・英検1級・UK育ち

本記事には広告を含みます。料金・条件は公式サイトで2026年10月11日に確認したものです。運営者が実際に受講したものではありません。内容は変更されることがあるため、申込前に必ず公式サイトでご確認ください。

プログリットは、英語コーチングの中でも名前を聞くことが多いサービスです。ただ、料金ページには「通常料金」「割引適用後」「給付金適用後」の3種類の金額が並んでいて、自分が実際にいくら払うのかが一目ではわかりません。

この記事では、公式サイトに載っている料金と条件を整理したうえで、契約書を読む仕事をしている立場から、申込前に確認しておきたい点をまとめます。

料金体系

公式サイトによれば、ビジネス英会話コースの料金は次のとおりです(税込、入会金55,000円を含む)。

期間通常料金割引適用後給付金適用後
2ヶ月457,600円435,600円対象外
3ヶ月632,500円610,500円510,500円
6ヶ月1,190,200円1,168,200円1,068,200円
12ヶ月2,299,000円2,277,000円対象外

初級者コースとTOEIC® L&R TESTコースも、2ヶ月で457,600円からとされています。TOEFL iBT® TEST / IELTSコースは3ヶ月で665,500円からです。

料金に含まれるものとして、公式サイトでは次のものが挙げられています。

  • 毎週の進捗に合わせて調整される専用カリキュラム
  • 専任コンサルタントによる毎日の学習サポート
  • 毎週の面談とテスト
  • VERSANTテストの受験(2ヶ月・3ヶ月は2回、6ヶ月は3回、12ヶ月は5回)
  • 学習アプリとAI学習サービス
  • 卒業後1年間の学習プラン

含まれないものもあります。オンライン英会話は別契約で、DMM英会話・Cambly・ネイティブキャンプから選ぶ形とされています。話す練習を毎日入れるなら、その月額が上乗せになります。

英語コーチングの料金がどう決まるかは、英語コーチングの料金は何で決まるかで整理しています。

表示価格と実際の支払額のずれ

料金表で一番目立つのは、一番右の「給付金適用後」の金額です。ただ、この金額を自分の支払額だと考えるのは早いです。理由は3つあります。

1つ目に、割引は1種類しか使えません。 割引は「今すぐ割」「ともだち割」「リスタート割」「学生応援割」の4種類で、併用はできず、申込後にさかのぼって適用することもできないとされています。表の割引後の金額は、最大の22,000円引きが全額適用された場合の試算です。

なお、「今すぐ割」はカウンセリング当日に申し込んだ人が対象です。60万円を超える契約を、当日中に決めるかどうかという判断になります。割引額と、持ち帰って考える時間のどちらを取るかは、事前に決めておいたほうがいいと思います。

2つ目に、給付金は後から戻ってくるお金です。 給付金(教育訓練給付制度)は3ヶ月と6ヶ月のコースだけが対象で、上限は10万円です。受け取るには修了認定基準を満たす必要があり、実際の受給額は個別に確認が必要とされています。最初にいったん全額を払い、条件を満たしたら戻ってくる、という順番です。

3つ目に、分割払いには手数料がかかります。 公式サイトの3ヶ月プランの分割例は次のとおりです。

分割回数月々分割払手数料支払総額
12回53,800円28,798円661,298円
24回28,000円56,152円688,652円
36回19,400円84,246円716,746円

36回払いにすると、手数料だけで8万円を超えます。「月々19,400円」という数字だけを見ると、この部分が抜け落ちます。

支払方法の制約もあります。銀行振込は一括払いのみで、オンラインカウンセリングではクレジットカード決済が使えないとされています。

30日間全額返金保証の条件

公式サイトには「自信があるから30日間全額返金保証」とあります。条件を分解すると、こうなります。

  • 返金されるのは入会金(55,000円)を除いた全額です
  • 申請は会社所定の手続きに従う必要があります
  • 保証を使うと、その後は原則として指定されたもの以外のプログラムを受講できなくなります

「全額返金」と書かれていても、入会金の55,000円は戻りません。3ヶ月コースなら、通常料金632,500円のうち577,500円が返金の対象、という計算です。

もう一点、契約書を読む立場から気になるのは、30日をいつから数えるのかです。契約日なのか、受講開始日なのか、初回の面談日なのかで、実際に試せる期間が変わります。今回確認した公式ページからは、ここを読み取れませんでした。契約前に、書面で確認しておくべきところです。

他社の返金保証との比較は、英語コーチングの「全額返金保証」を4社比較にまとめています。

30日を過ぎてからの中途解約

公式サイトによれば、30日を過ぎた場合でも、未受講分は日割りで返金されるとされています。ただし、未受講の残り日数に応じて、最大5万円の解約金がかかります。

たとえば3ヶ月コースを1ヶ月半でやめた場合、残り半分の受講料が日割りで戻る一方で、そこから解約金が差し引かれる、という形になるはずです。解約金が残り日数に応じてどう決まるのか、具体的な計算方法は公式ページには載っていませんでした。

ここで一つ、法律の枠組みにも触れておきます。特定商取引法には、語学教室のような継続的なサービスについて、中途解約の権利や解約金の上限を定めたルールがあります。ただ、このルールが当てはまるのは、期間が2ヶ月を超え、金額が5万円を超える契約とされています。

つまり、2ヶ月コースは、期間の要件から外れる可能性があります。 そうなると、中途解約の条件は法律ではなく、事業者の規約で決まることになります。どの契約がこのルールの対象になるかの考え方は、英語コーチングは途中でやめられるかで詳しく書いています。

※この部分は一般論であり、個別の契約についての法的助言ではありません。実際の契約が対象になるかは、契約内容によって変わります。

向いている人・向いていない人

向いている人

  • 勉強のやり方より、「毎日続けること」がうまくいかない人
  • 期限のある目標(昇進要件のスコア、海外赴任など)があって、2〜3ヶ月で集中したい人
  • 給付金の対象になる3ヶ月・6ヶ月コースを選べる人

向いていない人

  • 何をやればいいかがわかっていて、一人でも続けられる人
  • 話す練習をたっぷりしたい人。オンライン英会話は別料金なので、会話量を重視するなら最初から英会話サービスを比べたほうが合っています
  • 当日中に決めないと割引が使えない、という条件で判断を急ぎたくない人

一人で勉強する場合の順番と時間配分は、英検1級に独学で合格するまでに書いています。独学とコーチングのどちらが合うかを考える材料にしてください。

無料カウンセリングで確認すべきこと

公式サイトによれば、無料カウンセリングは60分で、英語力の弱点の把握、学習方法の確認、継続後の英語力の見通しなどを話す場とされています。

申し込むかどうかを決める前に、次の5つは確認しておくことをおすすめします。

  1. 返金保証の30日は、いつから数えるのか(書面で確認)
  2. 30日を過ぎて解約した場合の解約金の計算方法
  3. 自分が使える割引はどれか。「今すぐ割」を使わない場合の金額はいくらか
  4. 給付金の対象になるか。修了認定基準の中身は何か
  5. オンライン英会話を併用する場合、月額はいくら上乗せになるか

特に1と2は、口頭の説明だけで済ませず、契約書面のどこに書かれているかまで確認しておくのが安全です。

プログリットの無料カウンセリングを公式サイトで見る

まとめ

  • ビジネス英会話コースは2ヶ月457,600円から。入会金55,000円込みの金額です
  • 割引は1種類だけで、最大22,000円引き。「今すぐ割」はカウンセリング当日の申込が条件です
  • 給付金は3ヶ月・6ヶ月コースのみが対象で、上限10万円。条件を満たしたあとに戻ってくるお金です
  • 分割払いは手数料がかかり、3ヶ月コースの36回払いでは総額が70万円を超えます
  • オンライン英会話は別料金です
  • 30日間全額返金保証は入会金を除く全額が対象で、保証を使うと再受講は原則できません
  • 30日を過ぎた解約は日割り返金ですが、最大5万円の解約金がかかります

金額が大きい契約なので、返金保証の起算日と解約金の計算方法は、契約前に書面で確認してください。