英検1級の一次に落ちたら|次の回までに変えるのは勉強量ではなく「何が点数になるか」の把握
本記事には広告を含みます。試験日程は英検の公式サイトの情報をもとにしています。運営者が実際に受講したサービスではありません。内容は変更されることがあるため、申込前に必ず公式サイトでご確認ください。
英検1級の一次に落ちたとき、次の回までに変えるべきなのは、勉強の量ではないと思います。変えるべきなのは、「何が点数になるのか」をつかんだうえで、時間の使い方を変えることです。 そして、何を変えるかは、人によって弱点が違うので一つには決まりません。
私は英検1級を独学で取りましたが、最初からうまくいったわけではありません。伸び悩んだ時期の原因は、何が点数につながるのかをわかっていなかったことでした。この記事では、その経験をもとに、一次に落ちた直後から次の回までにやることを書きます。
落ちた直後にやるのは、成績表で弱点を特定すること
最初にやるべきなのは、成績表を見て、どの技能で点数を落としたのかを確認することです。 英検のスコアは、リーディング・リスニング・ライティングの技能ごとに出ます。「全体的に足りなかった」で終わらせず、どこで足りなかったのかを数字で確認します。
見るべきポイントは次の3つです。
- 技能別のスコア:一番低い技能はどれか
- 合格に足りなかった点数:あと少しだったのか、大きく離れていたのか
- 大問ごとの正答の傾向:語彙問題で落としたのか、長文で落としたのか
ここで弱点がはっきりすれば、次の3か月でやることの半分は決まります。何を変えるかは、自分の弱点によって違います。 人に勧められた勉強法をそのまま真似するより、自分の成績表から逆算するほうが確実です。
私の場合:語彙に時間をかけたら一番伸びた
私が点数を伸ばせたのは、単語に時間をかけるようにしてからでした。 意識を変えてから一番伸びたのも、語彙のパートです。
英検1級の単語は、範囲が広く見えて、実際には出やすい単語や、分野ごとに頻出の単語がある程度決まっています。これに気づいてから、やみくもに英文を読むのをやめて、出やすい単語を確実に覚えることに時間を回しました。
語彙は、点数につながりやすいパートです。語彙問題で直接点数になるだけでなく、長文読解やリスニングでも、知らない単語が減るほど内容を追いやすくなります。語彙を固めると、他の技能の点数も底上げされるという意味でも、時間をかける価値があります。
独学で1級に合格するまでの勉強の順番と時間配分は、英検1級に独学で合格するまでで詳しく書いています。
弱点別:次の3か月で変えること
弱点がわかったら、そこに時間を集中させます。 弱点ごとの考え方を整理すると、次のようになります。
| 弱点 | 変えること |
|---|---|
| 語彙 | 1級に出やすい単語に絞って、毎日決まった数を覚える。長文やリスニングにも効く |
| 長文読解 | 語彙を固めたうえで、時間を計って解く練習をする。最後まで読み切れているかを確認する |
| リスニング | 毎日聞く時間を固定する。聞き取れなかった部分は、スクリプトで原因(単語か、音のつながりか)を確かめる |
| 英作文 | 型を決めて書き、人に添削してもらう。一人で書いて一人で採点すると、弱点に気づきにくい |
準1級と1級で何が違うのかを分解した記事もあります。どこで差がつくのかを確認したい人は、英検準1級と1級の差はどこにあるかもあわせて読んでください。
次の回までの日程
次の回(2026年度第3回)までは、約3か月です。 英検の公式サイトによれば、第3回の個人申込は2026年10月30日から12月14日まで、一次試験は2027年1月24日とされています。コンビニ払いや郵便局ATMで払う場合は、締切が少し早くなるとされているので注意してください。
3か月を、ざっくり次のように分けると計画が立てやすくなります。
- 最初の1か月:弱点のパートに時間を集中させる。語彙が弱点なら、ここで覚える単語の量を一気に増やす
- 次の1か月:弱点以外のパートも含めて、過去問を時間を計って解く
- 最後の1か月:過去問で落とした問題を見直し、英作文は型を固める
英作文と二次は、人に見てもらうと早い
語彙やリスニングは一人でも伸ばせますが、英作文と二次の面接は、人に見てもらったほうが早く伸びます。 自分の書いた英文や話した英語のどこが減点につながるのかは、一人では判断しにくいからです。
一次に合格したら、すぐに二次(面接)の準備が必要になります。二次の直前にどこまで準備できるかは、英検1級の二次試験は、直前対策でどこまで埋まるかで書いています。
面接に向けて、英語で話す回数を増やす
英検1級の二次は、与えられたトピックについて自分の意見を述べるスピーチと、それに続く質疑応答です。準備した内容を話すことより、その場で考えて英語で返すことに慣れているかどうかが差になります。ここは一人で練習するより、人と話す回数を重ねたほうが早く伸びます。
1級の面接に絞った対策講座は多くありません。まずはオンライン英会話で、時事的なテーマについて意見を言う練習を重ねるのが現実的だと思います。DMM英会話は、講師の数が多く、時間を選ばずに予約できるので、毎日少しずつ回数を積む使い方に向いています。7日間の無料体験があります。
準備で埋まる部分と、話す回数でしか埋まらない部分の考え方は、英語の会議が怖い|準備で埋まる部分と、練習でしか埋まらない部分で書いています。DMM英会話とネイティブキャンプの料金も、その記事で紹介しています。
まとめ
- 次の回までに変えるのは、勉強の量ではなく「何が点数になるか」の把握です
- 落ちた直後に、成績表の技能別スコアで弱点を特定します
- 何を変えるかは弱点によって違います。人の勉強法より、自分の成績表から逆算します
- 私の場合は、単語に時間をかけたら語彙のパートが一番伸びました。1級の単語は、出やすいものや分野ごとの頻出がある程度決まっています
- 第3回の個人申込は2026年10月30日から12月14日まで、一次試験は2027年1月24日とされています
- 英作文と二次は、人に見てもらうと早く伸びます
一次に落ちたのは、何が足りなかったかがわかったということでもあります。成績表を開いて、次の3か月で何に時間を使うかを決めてください。